その日のあたし
は何をしていた
のか、全く覚えて
いなかった。

部長の言った言葉
が、ずっしりと
あたしの心の
中に入ってきた。


三年最後の夏で
あたしなんかが
でていいの?
すごい責任重大
だよ。

まだ一年だから
インターハイ
なんてまだ先の
ことだとばかり
考えてた。

どうしよう…
なんだか無償に
怖くなってきた。





朝―――

「おはよ―…」

「あら、おはよう。
今日は早いのね」


そう…まだ朝の
五時。
なんだか昨日の
ことが気になって
全然寝れなかった。