そう考えてる間に
学校に着いて
しまった。

あれ…野球部の
グラウンドの方から
少し明かりが
見える。

あたしは正門を
飛び越え、
グラウンドへ
走った。

「あ…あいつだ!!」


目の前に広がる
光景は…
あいつが一人で
練習していた。
暗くてわから
ないはずなのに
なぜかあいつ
だと感じた。

何度も何度も
壁にボールを
投げている。

こんな朝早く
から練習してる
人いたんだ。


「あ…おまえ」