――――――――――――――――――――カキーン


打球はどんどん伸びていく


左中間に落ちたボール


二塁ランナーは余裕で生還


樹理は全力でダイヤモンドを走る



試合も終盤


相手は逆転されたくないはず


必死で守ろうとしている


それが裏目にでたのか打球処理にもたついていた


もうすでに三塁ベースの近くの樹理


え!?


まじで!?