「...あっ、華瑠香先輩!!」
「おお~、ゆうちゃん!」

はるか先パイ―こと、溝端 華瑠香。
去年この小学校を卒業した、元黄組だ(ちなみに、4-Aに弟がいる)。

「いやあ~、紅組、やってくれちゃったねえ。三連覇は、無理だったか」
「.....褒めてるのか貶してるのか、良く分からない言い方ですね」

はるか先輩は、ハーフなのかクォーターなのか、目が青く、髪は色素が薄く焦げ茶色と白を1:1で混ぜた感じの色だ。
目が大きくて鼻も高くて私服もおしゃれで(ちなみに我が校は制服)、超美人なんだけれど、なぜかモテないという、何だか勿体ない人。
性格はMっぽい。ウチの学年の男子の一部と仲が良く、放課後は戯れているところを偶に見かける。

そんなはるか先輩は、スマホを使いこなし男子たちをパシャパシャ写真撮っていた。

...相変わらず、何というか。