[洸枒ですっ。メールしてみた‼いきなりだけど今度の土曜日俺とデートしてくんない⁇]

洸枒くんからだった。

デートかぁ…

予定ないし…

[うんっ♪いいよ‼]

ブーッブーッ

ん⁇

早いなぁ…

携帯を開くと、

[あいつと幸せになれよ]

え…

登録されてないアドレス…

だけど…差出人は

絶対蒼だ…

なんでこんなメール送ってきたの…?

蒼も決意したんだね…

グスッ

自然と涙が出てきた…

ブーッブーッ

また携帯が鳴った。

[やった♪じゃ土曜日迎えに行く♪]

パタンッ

私は携帯を閉じた。

私も前に進まなきゃ…

よしっ‼頑張るぞっ‼

私はシャワーを浴びて

そのまま眠りについた。

翌朝…

私は珍しく自分で起きた。

洗面所に行き顔を洗い、

ドレッサーの前に座り

薄くナチュラルメイクをした。

髪はポニーテールにした。

制服に着替え鞄を持ち

下に降りた。

『おはょ。パパ』

「おはよう♪珍しいなぁ♪」

『そぅ?♪』

私はパパと一緒に朝食を食べた。

「はぃ♪お弁当♪」

『ありがと♪じゃ行ってきます‼』

「行ってらっしゃい♪」

ガチャ

ドアを開けると、

「遅いっ‼待ちくたびれたよー笑」

え⁇

家の前に洸枒くんがいた。

『約束してたっけ…⁇』

「いいやぁ♪俺が一緒に行きたいと思ってたから♪」

カァァァァ///

顔が赤くなるのがわかった

「あはは♪紫苑ちゃん可愛い♪」

『…慣れてる…///』

「全然‼俺の初恋紫苑ちゃんだから♪」

私は恥ずかしくなって

早歩きで歩いた。

「あれ?照れた?」

『照れてません…』

後から洸枒くんもついてきた。

「嘘っ照れてんじゃん♪」

『からかわないでょっ‼』

私達は駅についた。

ふいに辺りを見渡した。

あ…

蒼と年上っぽぃ女の人だ…

腕組んでる…

もぅどうでもいいけど…

「紫苑ちゃん?」

『えっ?あぁごめん♪』

「紫苑ちゃんどこの高校?」

『海蘭高校だよ⁇』

「まじっ♪俺の中学その近く‼」

『そぅなんだ♪』

私と洸枒くんは電車に乗った。

「紫苑ちゃん…危ないからこっち来て」

『…ぅん』

私はドアと洸枒くんに

挟まれる形になった。

洸枒くんの顔がすぐ近くにある…。

恥ずかしいょぉ///