授業なんて全然頭に入ってこなかった。

チラッとグランドを見ると

蒼がいた…。

たくさんいる生徒の中で

蒼だけキラキラして見える…。

やっぱり私はまだ

蒼が好き…。

こんな感情抱いちゃだめなのに…。

胸が苦しいょ…。

こんな想い全て

水で流れてしまえばいいのに…。

もぅこんな自分嫌…。

ボーッとしていたら

あっと言う間に

午前の授業は終わっていた。

「紫苑ちゃん!」

はぁ…

今週の日曜日は蒼たちと

食事かぁ…

私普通に出来るかな…。

「紫苑ちゃん!」

『…へ?』

「もぅ!ボーッとして!今昼休みだよ!」

『あっ…ごめんねっ中庭行こっか‼』