私と蒼は学校までの

道のりを歩いていた。

「なぁ、今日も一緒に帰ろうぜ。」

『うん♪』

帰りに聞こう…。

あっと言う間に学校についてしまった。

「じゃまた帰りな♪」

最後に蒼は私の頭を

ワシャワシャとして

2年生の下駄箱に行ってしまった。

もし、パパの付き合っている人が

蒼のお母さんなら、

私と蒼は別れないといけなぃよね…。

もし、パパに知れたら

パパの事だから、麻理さんと

別れるに決まっている…。

パパには幸せになってほしぃ…。

パパを犠牲にしてまで

蒼と一緒にいるなんて

無責任すぎるよね…。

今日、蒼に聞いて

蒼のお母さんが麻理さんだったら

別れを告げないと…。

そぅ思っているのに、

胸が苦しいのは何故……?