私もご飯を食べて、

シャワーを浴びて自分の部屋に入った。

『はぁ…』

不意にため息がこぼれた。

シャワーを浴びても

胸騒ぎが治まる事はなかった。

私はベッドに入り、目を

瞑っていると、いつのまにか

眠っていた。

次の日

「紫苑ー。遅刻するぞー!」

パパの声で目が覚めた。

私はベッドから出り、

制服に着替え、髪の毛は

うさ耳ツインテールにした。

下に降りると、

「ますます子供っぽぃな(笑)」

と、パパが苦笑いしていた。

『あっ!パパの時代は王子とかあった?』

「あったよ。だって、パパが王子だったんだぞ?」

『そぅなの!?蒼も王子だよ?』

「そぅなのか?まぁ蒼くんはパパに似てイケメンだからなぁ(笑)」

『蒼はイケメンだけど、パパはイケメンじゃなぃよー(笑)』

「おぃ!」

『後ね、私、姫なんだよ♪』

ピクンッ

パパが反応した。

『どぅかしたの…?』

「いや…そぅなのかぁ…」

パパは蒼が絡むと

様子がおかしくなる。

私は気づかないフリをした。

『じゃぁ、行ってくるね。』

「あぁ。いってらっしゃい。」