放課後、俺は紫苑の教室に迎えに行った。

教室には、保健室にいた女と

メガネの女と後、男が数人いた。

紫苑の姿が見当たらない。

「あっ!王子!紫苑ちゃん知りませんか?」

は?

「俺も、紫苑迎えに来たんだけど…」

「カバン置いたままいなくなっちゃって…」

「まじ…」

紫苑どこ行ったんだよ……。

「………ぁのう……。」

ビクッ

背後から声がした。

振り向くと、メガネの女がいた。

「藤崎さんなら、結構前に山洞さん達と体育館裏に行ってましたよ…」

「それ、本当か!?」

「はぃ…」

「俺、行ってくる!」

「はぃ!紫苑ちゃんのカバンなら私が保管しときます!そのまま帰って下さい!」

「おぅ!」