蒼の唇が離れた。

もっとしていたい…。

はっ!

私何考えててんのよ!

「もっとしていたい。って顔だな♪」

ドキッ

図星をつかれてしまって

驚いた。

『そんな事思ってないし!』

あぁぁ!

もぅ、私はなんで可愛げのない事を

言っちゃうんだろう……。

はぁ…

「ふぅん♪俺ら付き合ってるわけだし、俺の事教えるから、お前の事教えろよ。」

『わかったぁ。』

「えっとー誕生日は9月17日、血液型はA型、俺ん家母子家庭なんだ。」

『そぅなんだ♪私ん家は父子家庭だよっ!えっと、誕生日は、8月12日、血液型はB型、離婚の理由は、ママの浮気もあるけど、一番はパパが高校の時の初恋の人が忘れられなぃから。』

「へぇ。一緒じゃん。俺ん家も親父の倒産もあるけど、一番はババァが初恋の人が忘れられないらしぃ。」

ドキッ

何だか胸騒ぎがする。

そんなわけなぃよね…。

あまりにも

運命的すぎるしね…

そんなわけない……。