ガラガラ〜

ドアが開く音で

目が覚めた。

誰だろぅ?


先生かな…?

私は目を開けずに

誰が来たか

考えていた。

シャーーーーーッ

私が寝ているベットのカーテンが

開けられた。

私は、寝たふりをした。

「紫苑………。」

えっ?

この声…。

少し低くてハスキーな声で。

私の好きな人の声…。

「泣いてたのか…?」

頭を撫でられた。

優しくて、大きな手。

胸の音がうるさい。