「俺は、紫苑にやってほしぃんだよ…。お願い…。」
うぅぅぅ…
そんな顔で見られると…
私……
『わかった…』
「っしゃぁぁ!じゃあ決まりだな♪これからよろしくな♪紫苑♪」
へ?
あの悲しさは一体どこに…?
『…桐堂蒼はなんで私に姫をやってほしぃの?他に可愛い子ならたくさんいるのに…。』
「そんな他人行儀な呼び方すんなよ。蒼って呼べ♪紫苑がいいから。」
『答えになってないし…分かった。』
「簡単に言えば、紫苑は他の女とは違うから…。」
ドキッ
え…。
今、胸がドキッって言った。
何この気持ち…。
意味わかんない…。
「俺に惚れない女は紫苑が初めてだ♪」
惚れる…?
好きになるって事…?
「紫苑…。」
蒼は私に近づいてきた。
『…なっなに?』
「お前を一週間で俺に惚れさせてやる。」
え?
チュッ
は…
今…
今…
キスした………?