桐堂蒼は
私をお姫様抱っこをし、
教室を出た。
『おろしてよ!』
「やだ♪」
なに考えてんの…?
『あんた何考えてんの?』
「俺は王子、お前は姫。何か問題でもある?」
『問題ありありだよっ!なんで私が姫なの!?』
「俺が気に入ったから♪」
『なっ///変な事言わないでよ!』
「言っとくけど、お前に拒否権はねぇから♪」
ガーン(泣)
「お城に到着だ♪」
貴重品でも扱うかのように
優しくおろしてくれた。
ガチャ
『うわぁぁぁぁ』
部屋の中は
シャンデリアやキラキラした物が
たくさんあり、
まるで、王子様とお姫様が暮らす
お城みたぃだ。
「気に入った?」
『うん♪…………っておい!話流されるとこだったよ!私は姫とかやらないから!』
「どぅしてもだめ…?」
『え…。』
桐堂蒼はいきなり弱気になり、優しく
耳元で呟いた。