「あんたはさ」


「なあに、めーちゃん」


「少しは自分でどうこうするとかしないの?」


「だってできなかったもん」


「できなかったじゃなくて、諦めずにどうにかするとかあるでしょ?」


「できなかったのっ。それにめーちゃんが説得した方が絶対早いし」


「私に頼ってばっかでどうするの。りりの彼氏でしょ?」


「りりの彼氏だけど、きいてくれないんだもん」




りりは見ていた服を睨む。



可愛い顔が切なそうに歪む。









私を見る。












「だからめーちゃん、お願いっ」