「普通に考えて駄目でしょうっ。昨日がおかしかったの、普通男女一緒にベッドで寝ません」


「愛し合う男女は寝ます」


「そうだね、よく知ってるねっ」



光輝少年の反撃をすげなく切り落とす。ぐうの音も出ないだろう。


まあ、代替案もないんだけどさ。




「めーちゃん…」



代替案を考えている私の耳に落ちてくる、何か泣きそうな声。



ちらりと光輝少年を見れば、なぜか私の服の裾を掴んで目を潤ませている。




な、何この攻撃…っ。



「どうして駄目なんですか…?」


「そ、そりゃあ男女で一緒のベッドなんて「僕、めーちゃんに何もしませんよ」


「だからそういうことじゃなくて「めーちゃんは僕が信用できないんですか?」


「信用とかそうじゃなくて「何が問題なんですか?」


「問題ってだから「僕、一人じゃ寝れないのに…」




「て、は?」




一人で寝れない?


何それ。明らかにうそでしょ。





唖然として光輝君を見れば、こくりと頷く少年。