「もーひぃっ」



攻防はりりが先に折れた。


ぷうっと頬を膨らませてそっぽを向くと、さきいかを大量にとって口に含む。



「めーたんのばーか、いじわりゅー」


「こんじょーわるー」




地味にいらつく。


ていうか、横からなんか便乗すんな、ガキ。




「もうなんでもいいけど、どうすんのよこれから。彼氏、ダメだったんでしょ」



私が言うと、りりはああ、と声を上げる。





「うん、本当何が悪かったんだろ。やっぱ、朝こうききゅんと抱き合ってたからかな」


「ああ、さりげなくりりさん、僕にほっぺちゅーしましたよね」


「だってぇかわいかったんりゃもん」


「はははー」







…何だろう。


コメントし辛いわ、この会話。