最後に訪れたのは、海。
なんて定番だろう。
「海だ~~~~っ」
そして靴を脱ぎ棄てはしゃぎまわる光輝少年。
犬コロの様だ。
疲れたお姉さんは休もうかと思います。
荷物を足元におろし、砂浜に腰を下ろす。
が。
バシャ。
「……」
「……(にこ)」
何が起こったか、語らずともいいだろう。
私は悪くなった視界を振り払うように顔を上げた。
髪の毛、顔の皮膚をつたう滴。
なんて鬱陶しい。
「……」
睨んでみたが、笑顔を返される。
どうやら言葉で言わないとダメなようだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…