記録的大雪となった今日。 街は白い粒によって大被せられていた。 まだその粒は天から止む気配はない。 いつも友達と 待ち合わせている南駅へ走る。 途中で何回滑りそうになったことか。 「はぁ…はぁ…ついた~」 息が荒くなる。 友達の愛海はまだ来ていない。 「おっかしいなー、 愛海はいつも時間を絶対に守るのにな」 そういいながら携帯を見ると メッセージが来ていた。