わたしも驚いてしまって
なんて話しかければいいか
わからなかった。

「なんだよ、お前ら~知り合い?」

「…………」

楓くんは話さない。

「朝、バスの中で隣の席だったの」

わたしが隆太に話した。

「へー!そんな偶然があるんだな~」

隆太は楓くんに会えて上機嫌だった。