「おはよー!雪やばいねっ」

授業開始前に着いた教室。
友達の里穂に話しかけられた。

「おっ…おはよお…」

「え、美夏どうしたの?
なんか顔真っ赤だよ~?」

「へっ?!」

里穂に鏡を渡されて見た自分の顔は
アンパンマンのように真っ赤だった。

「なっ…なんでだろう」

「さては いいことあったな~?」

冗談っぽく言う里穂に
わたしはもっと身体に熱を感じた。