周りが真っ白な世界が広がる。 家も山もなにもない。 自分がその世界にいる感覚はある。 夢の中? 急に目の前に男の子が出てきた ―――誰だろうか その男の子は何か言っている。 え?なに?聞こえないよ… なんで少し悲しそうなの なんで少し涙を流しているの わたしが何かしたのかな… 男の子がどんどん 足元から薄れていく まって!行かないで! 男の子は消えてしまった…