「…秘密」
目を細めて、人差し指を口に当てた蒼。
ずっきゅ――――ん。
…かっこよすぎ。
って、これじゃ駄目じゃん!
「何それっ」
わざとらしく唇を尖らせてみる。
そんな私を見てふっ、と鼻で笑った。
そして、私の耳元で
「いつか、ね」
-チュッ-…
耳にキスを落とした。
蒼の甘い声とリップ音が鼓膜を刺激する。
あー、もう。教えてくれないなんて意地悪い!
でも絶対、
「好きって言わせてみせるからっ」
(蒼が好きって言ってくれるのは、まだまだ先の話。)
、
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…