「やだ。」 な、泣くぞ。私でも。 涙が出るまで、 3 2 1……… 「…何してんの、帰るよ。」 「えっ、~…っ!うんっ!!!!!!」 「声でか…。」 あ――、もう好きすぎる。 「好き。」 「…は?」 …あら? 私今何言った? サァ―――っと顔が青ざめる。 「わ、私帰るっ!!!じゃぁねっ」 さっきまで、貧血で倒れてたなんて思わせないほど、猛スピードで逢坂くんの前から去っていく。