「あんたさー…ここ、誰の部屋なのか分かって来てる?これでよう分かったやろ?プリンセスはそんな甘い奴と違うんだよ?良ーく覚えときな。…二度とここに来るな。」



あたしの拳が離れると、そそくさとドアを開けて帰って行った。


そして、自分のカバンを持ち直し、蒼の前に行きながら…



「っはぁー…余計な仕事増やしやがって!!!このバカ蒼が!!!」



……蒼?



「おーい、どうしたの?蒼?」


あたしは蒼の目の前で、小刻みに手を振る。


「…お、……お前まぢ恐すぎ。」





…はあ!?
今更何言ってんだよ。