「コホン、コホン…あんたら、あたしの寮部屋で何してんの?あぁ"!!????」



「…っ、お前…居たのかよ!!!」


かなりビックリしたみたいでベッドに座っていたのを止め、立ち上がる蒼。




「……わ、私帰るね。」

見知らぬ制服のあたしよりも小さな女の子が、慌ててカバンを持って部屋から出ようとしていた。





しかし、そんな簡単に外へと出す訳にもいかない。





出ようとしたそこ子の顔の左側の壁を拳で"ガンッ"と殴った。




「ひゃッ!!!」


その子は、震えていて目がウルウルしていた。