「しほちゃん、しほちゃん……」

私の名前を読んでるのは誰?

「誰ってなあちゃんだよぉ」

あーなあちゃんか…ここは…学校?

「そーだよ!今からなあちゃんのゆうことしっかり聞いててね!!」

うん、なに?

「あたしね、相馬くんを好きなんだよ❤」

それ前にも聞いたよー

「なのにね、邪魔者があたしのそうくんを取ろうとするの…だから」

だから?

「邪魔者のしほちゃんを殺してそうくんを取り返すのー❤❤❤」

え?ちょっ、待って!

「あははははははははははははははははははは」

いや、待って!いやああああああああああああああああ!!




ピピピピピピピピピピピー


私の部屋で目覚ましが鳴り響いていた。

「はあはあはあ…夢…?」

もし、あれが夢じゃなければ…………

「しほー?さっきから目覚ましうるさいわよー!はやくしないと遅刻するわよ!!」

「はーい」

なあちゃん昨日少し変なとこあったし、学校行きたくないな…

どーしよ…

「ねえ、お母さん」

「なにー?」

「私が今日学校休みたいって言ったらどーする??」

お願い休んでいーって言って!