「オレは、莉乃と遊んでた。
あっ!莉乃ってオレの彼女なっ」

「そうなんだ。
彼女さんと遊んでたんだ。」

「うん。本当は、クラスのみんなと
遊ぶんだったんだけど、
莉乃から電話で一緒にいたいって。
莉乃は彼女だし、彼女のためなら
いつでも飛んでいかなきゃなっ」


相沢くんは、笑って話すけど、
いつもの笑顔じゃない。
何かが違う。

「相沢くんって、
本当に優しいんだねっ。
莉乃さんが羨ましい…」