とりあえずこの騒ぎの事をお詫びして、いつも通りの店の雰囲気に戻した。
なんかすっごい疲れた。




「本日は何になさいますか?」



育「…仕事口調に戻った。」



「当たり前です。
今は仕事中ですから。」



育「まぁそんな魅姫も好きだけどな。」



「…ここでそう言う発言は控えて下さい。」




それからしばらく何も話さず2人でゆっくりとお酒を飲んでいた。





あっという間に閉店の時間になり、私は着替えた。
着替える前に柚にオーナー室に来るように言われていたからめんどいと思いながらも足を進めた。





「失礼します。」



柚「あ、やっと来た。
そこのソファー座ってよ。」



オーナー室には柚のほかに華もいた。
私は華と向かい合うような形でソファーに座った。




柚「ふー…。
まぁ話って言うのはさっきの事だ。


華…お前誰に喧嘩売ってんだよ。」



華「でも!!
本当の事言っただけです!!

…花森さんだってきっと心ではそう思ってるに違いないです。」



柚「どっからその自信が出てくるのか謎だわ。」





相変わらずの反省のなさに柚はあきれていた。
私は…もうどうでもよくなってきた。






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