いきなりの殺気に華は怯えだした。




華「い…育斗さん?」



育「まずそれ。
俺がいつ名前呼び許可した?

魅姫が来るまで花森だったよな?」



華「それはっ…。」



育「それに腕。
馴れ馴れしいんだよ。
魅姫が来る前何回も"離せ"って言ったよな?
というより振り払ってたよな?


魅姫が働いてる所だから我慢してやったが……覚悟できてんのか?」





華「っ…納得いかない!!
どうして私じゃなくて魅姫なの!?
ただ純粋ぶって客を騙してる女のどこがいいわけ!?


私のほうがスタイルだっていいし、セックスだって慣れてるわ!!
テクニックだってあるし満足させることできるのよ!?



あんな女より私のほうが断然育斗さんに相応しいわ!!」



華が叫んだ事により、店中の人がこっちに注目してきた。
…やめてほしい、切実に。





まぁもちろん今の育斗にはそんな思い届くわけがない。
育斗は思い切り華を突き放した。
その勢いで華は倒れこんでしまった。



育斗のオーラに、目つきに、全員が息をのんだ。
あ、私以外の人ね。





育「お前…今何て言った?

"純情ぶって客を騙してる"だと?
お前に魅姫の何がわかるんだ?
ヤることでしか客をつなぐ事のできねぇお前とは違うんだよ。




……俺の女侮辱した罪は重いぞ?」



育斗の睨みを直でうけた華はがくがくと震えている。
その上半泣き状態だ。





.