しばらく他のお客様と話をした後、約束通り育斗の所へ行った。
すると育斗の隣りに華がいて腕を絡めていた。
……めんどいんだけど。
そう思いながらも笑顔で言った。
「お待たせいたしました。」
華「私がいるから魅姫さんは結構ですよ?」
普段敬語なんか使わないくせに…。
なんなのこの女。
華「育斗さんも華のほうがいいですよねぇ~?」
……"育斗さん"?
華「魅姫さんより私のほうが綺麗だしぃ~
……体だって自信ありますよぉ?」
上目遣いで育斗を見つめる華。
…まぁここはそういう店だから仕方ないか。
そう思いながらも簡単に"育斗"と呼ばせている事にイライラしている。
華「育斗さぁん?」
何も話さない育斗に顔を覗き込むようにした。
すると……
育「……うぜぇんだよ。」
育斗からとんでもない殺気が出てきた。
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