育「俺はお前と…若葉との関係が周りに知れ渡った事がすげぇ嬉しい。
これで誰もお前に手を出そうとする野郎はいなくなるだろうしな。
まぁ正直この仕事やめて欲しいくらいなんだが無理だろ?」
「嫌。」
育「今は我慢する。
その代わり結婚したら辞めろよ?」
「結婚って…そこまで続くとは限らないでしょ?」
すると育斗が苦しいくらいさらに力を入れて抱しめてきた。
……冗談抜きで苦しいんですけど!!
「ちょっ……腕緩めてっ…」
育「俺は若葉以外なんか考えられねぇ。
それはこれからもずっと…変わりない。
俺を信じろ。
そして俺について来い、若葉。」
耳元で甘い言葉を囁かれ、どうすればいいかわからない状態になった。
しばらくそのまま抱しめられていると部屋のドアが開いた。
ボーイ「失礼します。
魅姫さん、そろそろお願いしま………失礼しました。」
抱き合っているのを見たボーイは部屋から出て行こうとした。
が、このチャンスを逃すわけにはいかない!!
「ちょっと待ってください!!
行きますから!!」
ボーイ「ですが……。」
「仕事なんですから行きますよ。
…ということで離してもらえませんか?」
育「敬語。」
「今はプライベートではありませんので。
後で行きますから…。」
育斗はぶちぶち言いながらも離してくれた。
そして私はボーイと一緒に店へ戻った。
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