育「若葉、起きろ。」



思いきり体を揺らされ、声をかけられた私は仕方なく目を開けた。
目をこすりそうになったけど化粧してることを思い出し、手を止めた。


そんなわたしの頭を撫でながら育斗が言った。




育「疲れてるみたいだが大丈夫か?」






・・・疲れてんのはあんたのせいだよ。

イラっときた私は言い返した。




「育斗との関係について何回も聞かれて、何回も同じ事言ってたら疲れたの!」



育「へー。」



「なによそれ!
まぁ送ってもらった私も悪いけど、もうちょっと配慮してくれても良かったんじゃないの!?」



育「悪い悪い。」



「悪いって思ってないでしょ!?

店の子達にもお客様達にも色々言われて本当に大変だったのよ!?」



育「思ってねぇよ。
第一本当の事なんだからいいじゃねぇか。」



「はぁ・・・・・・なんかどうでもよくなってきた。。」

 


反省する気0の育斗を見ていると、なんかどうでもよくなってきた。
怒ってる自分がばかばかしく感じてくる。



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