ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・
リズム良い音を聞きながら目を覚ますと、真っ白の天井が目に入ってきた。
状況がわからずしばらくぼーっとしていると誰かが来た。
「・・・・・・だれ・・・?」
育「っ!!
若葉起きたのか!?」
「ここ・・・」
育「病院だ。
俺が帰るときに倒れたんだ。」
そう言われ、意識を失う前のことを思い出した。
・・・私かなり迷惑かけてるよね?
「・・・すいません・・・・・・。」
育「謝るな。
なぁ・・・お前誰に殴られたんだ?
医者が痣だらけだって言ってたぞ。
それに・・・肋骨折れててもう少しで内臓に刺さるところだったんだ・・・・・・。
なに無茶してんだよ・・・。」
肋骨が・・・それは痛いよね、なんてのんきに考えていると医者と一緒に柚が来た。
柚は私が起きているのを確認した後頭を叩いた。
柚「この馬鹿が!!
もっと自分を大切にしやがれ!!」
「あ・・・ごめん・・・・・・。」
柚「ったく・・・心配させんなよな。」
柚に怒られた後医者が説明してくれた。
私は運ばれてすぐに検査をして、肋骨が内臓に刺さりそうだったので緊急手術を行った。
・・・要するに胸下辺りに傷があるらしい。
ドレスで隠れてれば支障はないからいいんだけどね。
退院は3週間後。
そして今まで寝ていた、ということだ。
今の時間は夜の8時。
・・・寝すぎだね。
それだけ言うと医者は病室から出て行った。
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