「・・・。」
『あたしさ・・・。本気で殴り合いしたの・・・初めてだった。だけどね・・・?殴り合いはしなかったけど、それなりに女の子達の中でも強かったし、男にだって負けたこと・・・なかったから・・・。口喧嘩でも、ちょっとした殴り合いでも・・・。あたしも・・・手加減できなくて・・・。』
”祐美を傷つけられる理由なんてあんたにはないんだよっっ!!”
”はっ!お前に言われる筋合いねえから。”
”逃げるほど追いつけるなんて最低!あんたなんか・・・あんたなんかっっ!”
思いっきり・・・。
あたしの出せる力で、あいつを殴った。
『高校生の男でも失神させちゃった・・・。案の定、あたしの白いワイシャツがところどころ赤くなって・・・。あいつは・・・あたしに殴られて血まみれ。途中で、先生達が止めに入ってたらしいんだけど、その先生すら殴っちゃったんだって・・・。あたしも意識してなくて・・・。』