食べ物の味がわからないなんて可哀想…
蘭と下に行ったらお父さんも帰ってきてて家族みんなで食事して
お風呂に入って今日はもう寝た
あり得ないことが有りすぎたけどベットに入ってしまえば今日のことは全部夢だったんじゃないかって思えてくる
左胸の刻印は消えてない
やっぱり現実で…
まさか自分にこんなことが起こるなんて世の中何があるかわからない
ピ ピ ピ ピ ピ
朝…
下におりて朝ごはんを食べる
隣にいる恐ろしく綺麗で人間ばなれした顔をみると昨日のことは嘘じゃないと実感する
はぁ~
大きな溜め息をつくと
「未来、ご飯中に溜め息つくの止めなさい。幸せが逃げちゃうでしょ?あ、蘭くん どんどん食べてね♪」
もう、幸せなんて逃げまくってる
変なことに巻き込まれて意味がわかんないことだらけ…
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
玄関を出ると
「ねぇ、そういえばお母さん達にとって蘭ってどんな存在なの?」
「お前のいとこ。」
こんな美形のいとこ、私達 家系の血で生まれるわけない…
学校に近づくにつれていろいろな人にジロジロと見られる