あたしは翔の家へと駆け込んだ。 「えり?こんな時間にどうした?1人?永斗は?」 「しょ、しょぉーーー!!!」 あたしは泣きじゃくりながらさっきあったことをすべて話した。 翔はすぐに血相をかえて出て行こうとしたけど、その日たまたま翔の家にいた幸一が止めた。 「いいか?えり。両親や永斗を殺したやつを恨むなとは言わない。だけど殺しはいけないんだ」 あたしはこくんとうなずいた。