「永斗!!えり!!逃げろ!!ぐぁっ!!」





「父さん!!」






当時高2だった兄ちゃんはリビングから飛び出した。







「おまえらは赤龍!!」





せき、りゅー?





まだこっちの世界なんて知らなかったあたしは聞きなれない単語に首をかしげた。