「ははっ!ごめんって。
ほんとはさ、うれしかったんだよ。
なんかずっと不安だったし、嫌われたかと思ってたから」

『嫌わないよ!』



絶対、嫌いになんかならないよ。
だってあたしもあの時うれしかったもん。

こんなに…好きなんだもん。



「…ほんと、よかった」

そう言って笑った。
なんだか久々にこんなにも翔の笑顔を見た気がする。

いつもの翔に、戻った気がする。


あたしにも自然に笑みがこぼれる。

こうやって笑い合いたかった。
二人で楽しくおしゃべりがしたかった。

一週間だけなのに、今すごくうれしい。