「雅ー頑張れー」

「おぅ!」

保体の時間、
雅はリレーの選手に選ばれた。

顔も性格も運動神経も良い。

悪いのは………

「ここだよー?
雅ちゃん?
なんでXがYになるのかな?
根本的に違うよ?」

「ふぁー
眠っ」

「雅ー寝ちゃだめ!」

「分かってるの?うん?」

先生に叱られながらも
寝ちゃう雅。

友達は少ないのが
分からないけど
先輩からは
とても人気がある。

私はいつも
羨ましかった。

私はメガネで
運動なんか
だいっきらいで
病気持ち。

出来たのは勉強ぐらい。

先輩からはもちろん
嫌われ、目をつけられてた。

正反対の雅と私。