俺、隼人


いま俺にまとわりついてる女は彼女じゃない



俺の最愛の女は千春

ただ一人だ



千春だけは傷付けたくない

だから千春を抱かずに
他の女を抱く



千春だけは大切にしたい


ある日、千春の家の前で千春を待っていると

こっちに歩いてくる女


それは千春だった


千春は俺に気づき
無視して家にはいろうとする

「おいっ‥」

千春の手をつかむと

『他の女を愛した手で触らないで』