情報が入ってくるものは全て消した
ハァ〜
大きくため息をつく
テーブルの上に置きっぱなしになったチョコをゴミ箱に投げ捨てる
最悪
ピンポーン
「はぃ。。」
ガチャ
「・・・高井さん?」
「チョコとりに来たんだけど(笑)」
「。。。」
高井さんの顔をぼーっと見つめる
「幽霊がきたみたいな顔して。笑」
「。。。。」
玄関のドアが閉まる
「ちょっと今マスコミに追われてるみたい
だからここにくるのマネージャーが許してくれなくて」
。。。。
「全部嘘だから。」
高井さんの目はしっかりアタシを見て離さない
そのまま高井さんの胸にスッポリおさまったアタシは動けない
「沙希ちゃんの事が好きだから」