疲れたぁ。。


もう20時かぁ。。。


「沙希、帰ろ〜」





完全に天使の笑顔。
この笑顔を向けられると好きにならない男なんていないだろう。




「葵も残業?」



「そぅ。もぅクタクタだよ」



「よしっ。じゃあご飯でもいこっっ」







「何の気分?」


「そうだなぁ。あっさり系」




「アタシも。


時間も遅いしね。」




二人で駅まで歩く。




ブーブーブー



カバンの外ポケットに入れてた携帯が震える










・・・・マサキ






なんだろ。。。


久しぶりだな






『もしもし』







『もしもし沙希、今大丈夫?』







『・・・・うん。今から葵とご飯いくとこ。』










『そっか。。。沙希今日何の日か覚えてる?』









少しの沈黙がアタシ達を包む。





『・・・・今日?』








今日は7月19日








マサキと出会った日





毎年この日は一緒にいようって決めた。







『ゴメン。。。・・・マサキ』









『もういいよ』







プッ



プープー