「ここは俺がどんな立場になっても同じように迎えてくれるんだ。

だから辛い時とかよく来るんだよ」




そこにいるのは俳優、高井祐介じゃなかった






「お腹いっぱ〜ぃ」



アタシ達はキレイに食べきって店をでた







「また来てね。沙希ちゃ〜ん。祐介はもうこなくていぃぞぉ〜」







少し離れた駐車場まで歩きながらこうやってずっと隣にいれたらな。。。なんて思った。






「さぁてどこ行こうか?っていってもこの時間からじゃ限られてきちゃうなぁ。。」



高井さんがエンジンをかける。



「じゃあ俺んち」





・・・・俺んち



・・・・高井さんの部屋?




「あっ嫌?」




「いいんですか?マスコミとか・・・・」



一瞬沈黙があってその後高井さんが笑う





「沙希ちゃんの口からマスコミっていう言葉を聞くとはねぇ。笑」



だって。。。




「俺は何を撮られても何を書かれてもいいから沙希ちゃんこの帽子被ってて」



高井さんは自分が被っていた帽子をアタシに深く被せた