20分くらい走ると細い路地に入ってく
店の前まで着くと店員さんらしき人がでてきて高井さんに微笑んだ
「祐介。久しぶりじゃん」
アタシのほうをちらっとみる
「あれ?女の子??めずらしー」
驚いた顔の店員さんは高井さんと運転を代わりアタシ達は店に入る
店内は暗めでそんなに広くはない
ほんと隠れ家っていう言葉がぴったりのお店。
「車停めてきたからぁ。ほい鍵」
とテーブルの上におく
「あっ沙希ちゃん。こいつこの店のオーナー。
こんな小さい店だけどオーナーって言わないと怒るからさ。笑」
「間違いなくオーナーだろうが。俺、清水楓。祐介の幼なじみ。ヨロシク沙希ちゃん!」
高井さんと同じような笑顔の持ち主は
『じゃあ、いつもの持ってくるわ』
と言い残しキッチンの方へと入っていった