「沙希、何その荷物? 笑」
「えっ?」
「いつからそんなに大胆になったの?」
勢いだけの自分の行動に少し恥ずかしくなる
「はい。貸して。」
アタシからキャリーバックを奪いとった高井さんは満足そうに歩きだす
「アタシ話したい事いっぱいある」
「聞くよ」
「長くなるよ」
「時間はいっぱいあるから」
「そうだ。X'masは拓と葵ちゃんと、結衣ちゃんとついでに楓も来るらしいよ」
「ほんとに??」
「みんな沙希に会いたいって」
「アタシも!」
タクシーに乗るとホテルまで5分ほどでついた
「はいどぅぞ」
「はぃ」