「もしもし。。。お母さん?。。。

アタシ。。1年イタリア行ってくる」






「イタリア?」






「うん。専務がもっと勉強したいならいかないかって」









「行きたいの?」












「うん」





















「。。。。沙希が行きたいならいっておいで。



  出発はいつ?」












「4月」












「もうすぐじゃない。。大丈夫なの?」










「うん。向こうに関連会社があってそこの人がお世話してくれるって」















「わかった。気をつけて行くのよ


その前に一度帰っておいで」














「ありがとう」
















葵も拓も驚いていたけど反対はしなかった。










「高井さんには言わないで行くの?」











「うん。もうそれぞれの道を行くって決めたから。高井さんもそう思ってると思う。」
















「そっか。アタシは沙希をずっと応援するから」









「ありがとう。。。葵」







「お前ほんと大丈夫なの?イタリア語どころか英語どころか日本語も微妙なときあるけど。。。笑」










拓なりの優しさ。。。。




分かってるょ。。。。









「結婚するならアタシが帰ってきてからにしてよね!」









「わかったよ」