「沙希の気持ちが分かってよかったょ」












「。。。。違うょ」












「ちょっと仕事の途中抜け出してきただけだから。。。」












暗くて高井さんの表情がよく分からない。











アタシの方を向いてもくれない











「高井さん。」













ガチャ




車のドアが開く






「高井さん!!!」














ルームライトに照らされた高井さんの顔を見る











ただハンドルをじっとみつめてエンジンをかける













。。。嫌











「高井さん。




。。。高井さん!!」















そのまま車は走り出した









そのままアタシは地面に座り込んで動けない














「沙希。。。ゴメン」











「ううん。











。。。マサキ、ゴメン一人にして」














「分かった。」










アタシは立ち上がって部屋に入った