葵の幸せそうな顔を見て高井さんへの会いたさがつのる






頭の中では分かってても心が言うことを聞かない




ケータイを手に取り休憩室に入る






でないかも知れない。

でも。。。





10回以上の呼び出し音



はぁ〜



ケータイを耳から離す









「もしもし?」




「あっ!もしもし高井さん?」





「どうした?こんな時間に。仕事は?」




「うん。ちょっと抜け出してる」


「なんかあった?」





「ううん、なんか声が聞きたくなって」






「やけに素直じゃん(笑)ちなみにもうすぐ事務所つくから夜にはうちにいるよ」




「ほんとに?

。。会いたい」






「珍しく積極的(笑)じゃあ迎えにいくから待ってて」










勇気出してよかったぁ。。。


壁にもたれ掛かったまま頭の中で高井さんの声をリピートする








あっ戻らなきゃ




・・・上司の視線が痛い