目が覚めた時には、全身汗でぐっしょり濡れていた。
小屋の中には、他の三人の寝息が響いている。
もうこの小屋にも愛着がついてしまった。
小屋の間取りは、1LDK。
一つの部屋の中にリビングとダイニングとキッチンと寝室がある。
ベッドは二段ベッドが繋がるように並んでいる。
私はその一つの上の段を借りて寝ている。
隣の段はカリレムさん。カリレムさんの下はトユイル。私の下はリハルサ。
音を立てないように、皆を起こさないようにベッドの階段を下りる。
水でも飲まなきゃ脱水症状になってしまう。
静かにコップに水を注ぐ。
すると、扉の方で誰かが手招きをしていた。
私は一口水を飲むと、コップを持ったまま、外に出た。