「何処? …ここ。」 いつの間にか、迷子になっていたらしい。 しばらく歩くと、街の灯りが見える丘に出た。 私は思わず感嘆の声をあげた。今の私にとって、それは光輝く宝物に見えた。 いつしか涙は止まっていた。 それは、この森に住む“星屑の精霊”のおかげかもしれない。本当に感謝している。 ふと意識が途切れた―――